L型プレートとは
呼び方はL型プレートだったり、またはL型ブラケットだったりしますが、どちらも同じです。文字通りL字型のカメラアクセサリーです。
これをカメラ底面の三脚ネジ穴に固定することで、横位置から縦位置、またはその逆への変更をスムーズに行うことができるのでおすすめです。
大きめの望遠レンズだとレンズに三脚座がついていて、同様にクルクルと縦位置、横位置の変更ができるのですが、L型プレートを使用することで似たようなことができるようになります(三脚座に比べて多少手間はかかります)。
三脚座を使用すると、三脚座の固定ネジを少し緩めて縦位置から横位置、またはその逆にすぐに変更できます。
ただ、三脚座を取り付けられるレンズは限られる(一部の望遠レンズなど)ので、L型プレートの導入は縦横の構図切り替えを頻繁に行うカメラマンに特におすすめです。
SmallRig Canon EOS R5/R6 カメラ専用L型プレート
紹介
私が使用しているのは、SmallRigのCanon EOS R5/R6 カメラ専用L型プレートです。
意外にもEOS R5とEOS R6とで共通の製品のようです。
EOS R6に装着してみる
雲台に装着してみる
ここでは、雲台に装着した様子を実際に紹介します。
使用している雲台はVelbonのQHD-G7ASです。とても重いですが非常に安定感があります。
三脚はGeo Carmagne N635M II です。カーボン製ですので大きさの割には軽いです。付属の雲台から上述のQHD-G7ASへと雲台を変更しています。この雲台はアルカスイス互換なので使いやすいです。
実際のところもうワンサイズ小さな雲台(QHD-G6ASとか)でも良かった気がしますが、雲台と三脚は大は小を兼ねると思い、迷った挙げ句、大きな方を購入しました。
今はかなり値上げしたようですが、当時(といっても3年ほど前)は今に比べてだいぶ安かったと思います。
レンズはZeiss Planar 85mm f1.4(ZEマウント)です。コントロールリングアダプターでEOS R6に装着しています。
このレンズについてのレビューはこちらをどうぞ。
このL型プレートの特徴
アルカスイス互換
基本的に、雲台とプレート(三脚使用時にカメラ底面に取り付ける小さな板)の規格が異なると雲台にカメラをセットできません。以前までは、メーカーごとに規格がありました。よって、メーカーAのプレートはメーカーBの雲台にセットできないという非常に難しい問題がありました。なんだかカメラのマウントみたいな話ですね。
近年、製品にアルカスイス互換を採用するメーカーも増えている(ベルボンとか)ので、これから雲台セットの三脚や雲台それ自体を購入するというのであれば、やはりアルカスイス互換のものを選ぶと良いでしょう。
工具が付属している
カメラの三脚取り付け穴とプレートとの接続はネジです。コインなんかで回すような形状ですが、実はこれ、工具(写真中上方に写っている金具)がプレートに付属しています。
しかもなんと磁石でプレートにくっつけておけるので、紛失する心配がなく、風景カメラマンにとてっは大変便利なものとなっています。
こんな人におすすめ
まずは風景撮影をする人です。中でも縦位置構図を多用する人には、横位置からの変換が楽になりますのでとてもおすすめです。
また、持っているレンズに三脚座対応のレンズがない人は、L型プレートを是非購入して縦位置構図の楽しさを味わってみてください。
コメント