旅行に持って行くレンズとして、ズームレンズと単焦点レンズで迷っている人は多いのではないのでしょうか。1本だけ持って行くとするととても迷いますよね。
私は旅行に持って行くレンズとして単焦点レンズを愛用しております。時には単焦点レンズ1本のみを持って行くこともあり、自分の中では割と普通で、皆さんにもお勧めしたいのですが、どうやら少数派であるような気がしてきたので、今回は旅行に単焦点レンズを持って行くメリットについて考えてみたいと思います。
荷物が軽く済む
とにかくこれです。単焦点1本だけならとにかく軽いです。スペースもとりません。「いかにも」なドデカいカメラバッグを背負っていく必要もありません。
例えば、私が気に入っている組み合わせがこれ。EOS R6とRF 35mm F1.8 MACRO IS STM の組み合わせです。非常にコンパクトですね。
この組み合わせだけを持って行く場合も多いです。
なお、基本、この組み合わせの場合はフードを付けていません(一応、JJCのフードを持っています)。
そしてこれ。シグマのDP1 merrillです。コンデジですが、まあ一応、単焦点レンズにカメラがくっついているのでよしとしてください。
高感度耐性は低いので水族館や博物館には向かないのですが、良い描写をしてくれるお気に入りのカメラです。
カメラバッグではないバッグにカメラを入れるということも可能です。
旅行先でレンズ交換する必要がない(1本だけ持って行った場合)
これは私の経験上の話ですが、家族旅行の場合、レンズを何本も持って行っても交換しているヒマはありません。
交換ばかりしていると、素人的にはモタモタしているように見えると思うので、配偶者に嫌な顔をされると思います。ゆえに怖くてレンズ交換なんてできません。
交換するなら宿に着いてからにしましょう。
SIGMA DP1 merrill
SIGMA DP1 merrill
画角のイメージができていれば、サッと撮れます。
画角が決まっているので撮影がスピーディー
子どもたちを連れた旅行の場合、とにかく1カット1カットをじっくり撮っている時間がありません。
特にズームレンズを使う場合、ズーミングによる焦点距離の選択と、構図の選択の両方を素早く行わなくてはならず、時間がかかります。
そうなると同行者には嫌な顔をされかねません…(撮影目的の旅行なら話は別でしょうけど)
しかし、単焦点レンズであれば、当然ですが画角は変えられません。ゆえに撮影時に必要なのは、ファインダー内で構図を整えることだけです。
水族館や動物園では、混み合っていると撮影に時間をかけられませんので、画角が決まっていることのメリットは大きいですね。
EOS R6 + RF 35mm F1.8 MACRO IS STM
そして、寄れるレンズだとさらに捗りますね。水族館内の撮影は、開放F値の明るいレンズや、低画素機が重宝します。
SIGMA DP1x
海を見たいと思って海岸に出てみたらこの景色でした。焦点距離28mmのレンズを積んだDP1xは何も悩まずサッと取れます(このとき悩んだのは露出くらいでしょうか)。こういうのが良いんですよね。
EOS 6D + EF 24mm F2.8 IS USM
朝、道東で宿の外を散歩する。麦畑を広角レンズで引いて撮るのが普通かもしれませんが、寄ってみました。工夫次第で、色々な画が作れます。
SIGMA DP1 merrill
そして、「あっ」と感じたときにシャッターを切ることができるのも、良いですね。宮島にて。
EOS R6 + EF 100mm F2.8 L MACRO IS USM
焦点距離100mmのマクロレンズで撮ったアジサイです。100mmの単焦点1本だけってかなり難しいですよね。
画角が決まっているのだから、「今装着しているレンズでどう撮るか」だけに集中できます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
理想は3本くらい単焦点を持って行って、「明日はあれがあるから50mmで撮ってみるかな〜」と言った感じで1日ごとにレンズを換えて撮るのが面白いのではないかと思っています。
3本の組み合わせとしては、28mm、50mm、85mmとか、24mm、35mm、50mmとかいう組み合わせが楽しそうです。
単焦点レンズについては、こちらの記事にも焦点距離別でまとめています。是非ご覧ください。
35mmと50mmで迷ったときの考え方については以下の記事で解説しています。ぜひご覧ください。
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