現像ソフトはCapture One を使用しております。スタイルというのは色味や彩度、コントラストなどの現像パラメータがパッケージ化されたもので、Lightroomでいうところのプリセットにあたるのものだと思ってください。
フィルム風スタイルとして、Mastinlabs のスタイル”Fuji Original Capture One Styles” を使用しておりますので、紹介したいと思います。
Lightroomでいうところの「プリセット」がCapture Oneの「スタイル」という大まかな理解で良いかと思います。
Fuji Original Capture One Styles の概要(おそらくLightroom版も同じ)
Fuji Original Capture One Styles はフジフイルムで販売されていたカラーネガフィルムの特徴を表現したスタイルです。
PRO 400H、PRO 400H BLUE、PRO160 NS、PRO800Zと4種類のスタイルが含まれています。
久しぶりにフジフイルムのサイトを確認して驚きましたが、現在生産されている35mmカラーネガフィルムはなんと2種類だけなのですね。フィルム写真が人気であることにに加え、これだけフィルムの供給が少なくなってくるとフィルム価格が高騰しているのもうなずけます。
各スタイルの特徴
公式YouTubeなどから引用した各スタイルの特徴を以下にまとめます。私なりの意訳を含みます。
PRO 160 NS
富士フイルムの万能ポートレート用フィルム。緑がポップになる。
PRO 400H
彩度が少し下がり落ち着いたパステル調の表現。スキントーンが明るい。万人受けする表現。雑誌の表紙などに適する。緑が青くなる(黄緑が青緑っぽくなる)。
PRO 400H BLUE
緑が少し押さえられている。緑の中の黄色成分が減る印象。
PRO 800Z
美しいピンクのハイライトが得られます。以下の作例中では、空の白い部分がピンク色っぽくなっているのが特徴的です。
作例
薔薇
ローズガーデンで撮影した薔薇の作例です。
カメラ:EOS R6
レンズ:ZEISS Milvus 2/50M ZE
800Zについては空や花の赤みが強いですね。160Sと800Zの緑は結構似ている気がします。
400Hと400H BLUEで比較すると400Hの方が緑がより鮮やかです。
私の好みで言うと、このシーンに一番合うのは160NSでしょうか。800Zも効果が明確でこれもまた良いかなと思います。
北海道の原生花園
道東を旅したときの作例からです。
カメラ:EOS 6D
レンズ:EF 24mm F2.8 IS USM
このシーンに一番合うのは、個人的に400Hです。緑に黄色みがわずかにあり、良い感じにい「フィルムライク」を表現しています。
400H BLUEのほうが400Hより緑が青っぽい気がします。
そしてやはり800Zは雲がピンクです。
ハワイのビーチ
カメラ:EOS 6D
レンズ:EF 20-35 F3.5-4.5 USM
これについては「フィルムライク」を求めると、800Zが一番求めている雰囲気にあうかな。
長野県の牧場
カメラ:EOS R6
レンズ:RF 35mm F1.8 IS STM
どうやっても雲がピンクになる800Z。意外とお気に入りです。
京都 嵐山
カメラ:EOS 6D
レンズ:EF 24mm F2.8 IS USM
これは確か11月頃に行った京都での作例です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
私はLightroomがサブスク化されたことで、Capture One の買い切りに移ってきました。
Lightroomと異なり、Capture Oneの情報は非常に少ないです。私もCapture Oneの使用開始から2年ほど経過してようやく使い方に習熟してきました。
Capture One について、これからも私なりの記事を書いていけたらと思います。
同じくMastinlabsの出しているKodak のスタイル”Portra Original”もこちらではご紹介しています。ご興味ある方はぜひご覧ください。
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