はじめに
RAW現像ソフトについてはLightroom使用者が多いと思いますが、Lightroomがサブスク化されていることもあり、買い切りソフトに興味が出てきた人が多いのではないでしょうか。
数ある現像ソフトの中でもCapture One はプロやハイアマチュアにおいて使用している方も多く、信頼性も高い上に買い切り版がある点もうれしいですよね。
使用者が多いLightroomについては、最近流行のフィルム風プリセットがたくさんあり、ネット上にある情報量も多いです。しかし、Capture Oneについての情報は非常に少なく、Capture One のスタイル(プリセット)の導入を検討するにあたり、私も情報収集に苦労しました。
そこで今回は、Mastin LabsのCapture One用の2種類のスタイル、Fuji Original とPortra original を導入してみたところ、それぞれ違いが結構あって面白いなと思いました。
CaptureOneを使っていてフィルム調のスタイルを探している方にはとてもおすすめですので紹介します。
作例
ヤマツツジ
ちょっと露出オーバーだったかもしれませんね。
緑色に黄色みが強いです。
Fuji800Zは160NSに似た緑の出方をするなと思います。ツツジの朱色はこちらの方が若干鮮やかな気がしますね。
レンゲショウマとクマバチ
Fuji originalの4つのスタイルの中では最もニュートラルかもしれません。緑がやや黄みがかっていると思います。あくまでもの4つの作例の中では黄みがかっているという意味です。明るい感じで良いとお思います。
彩度を低下させた感じです。ハイライト部も結構緑色っぽくなっているように見えます。
400H Blueは400Hとよく似ていますが、緑がやはり青っぽいですね。
400Hや400H Blue とは確実に雰囲気が異なります。全体的にコントラストが高いです。この作例においては160NSに比較的近い印象でしょうか。ただ、160NSと比べると緑の彩度が高いです。なんというか、緑がより緑っぽい印象です。
ここからKodakのPortraを模したスタイルです。Portra160はFujiの400Hに近いですね。ただしハイライト部の緑はより鮮やかです。
今回のKodak Portra野中では最も緑の彩度が高く、緑の色の出方は黄色みがやや強く、Fujiの160NSにやや近いかなと言う感じです。800Zよりは彩度がやや低いですね。
コントラストは若干高めで、Portra160より緑に青みが強い気がします。
登山で撮る風景
観てください!Fuji800Zによるこの圧倒的な空のピンク感!
ナデシコ
マゼンタの色味の違いがよく分かるかと思います。
Portra160は最も彩度が低いですね。地味ですがこれはこれで結構好きな感じです。
気球
ここまでは緑色の作例が多かったのですが、この気球の作例はカラフルですね。
空が「水色」という感じのFuji 160NSです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
全ての作例にコメントを付けることはできず、すみません。各スタイルの雰囲気の違いを「コントラストが○○で〜」とか「マゼンタが○○〜」のように言葉で的確に表現できれば良いのですが、なかなかそこまでの知識と語彙がありません。
Capture Oneのおすすめスタイルについては情報が限られていますので、この記事が皆さんの参考になればうれしいです。
まあ、プリセットの紹介というのは、実例を観てナンボですからね!
言い訳しないでくださいね。ただ、公式の作例と異なって素人が撮った写真に素人がスタイルをあててみたところが、今回のポイントかな。
露出だけ補正してあとはプリセットの適用だけで現像しているようだからね。
Capture Oneのスタイルについてはコチラの記事も参考になるかと思います。
ぜひご覧ください。