箱ひげ図の表示順序を変えたいときがある!
箱ひげ図の表示順序を変えたいときってありますよね。
今回は箱ひげ図を思い通りの順に並び替える場合にどうやったら良いか実例から紹介します。
実際に並び順を変えてみましょう
並べ替える前
では基本的な箱ひげ図を描いてみます。一応、項目ごと(今回はSpeciesごと)に色分けしておきましょうか。
何も指定しないと、このようにsetosa、versicolor、virginiaの順になります。
ggplot(data = iris, aes(x = Species, y = Sepal.Length, fill = Species)) +
geom_boxplot() #Speciesごとに塗りつぶしの色を変える

実際に並べ替えてみる
思い通りに並び替えるには、Species列をfactor型のデータに変換します。
factorの中でlevels指定し、その中で順序を指定してあげると、思い通りの順序に箱ひげ図を並べることができます。例として、versicolor、virginia、setosaの順に並べてみました。
意外と簡単にできるのでぜひ覚えておきたいですよね。
ggplot(data = iris, aes(x = factor(Species, levels = c("versicolor", "virginia", "setosa")), y = Sepal.Length, fill = Species)) +
geom_boxplot()

まとめ
いかがでしたでしょうか。最初は難しそうに思えた並び替えも、意外と簡単にできました。
今回は3つの箱ひげ図で例を示しましたが、これが3つより多くなっても並び替えの方法は全く同じです。データの特徴をより正確に示すことのできる箱ひげ図ですが、エクセルではなかなか思い通りのものを作るのが難しいです。ggplot2によって作るとこんな感じで色々なことが簡単にできるので、私自身の備忘録を兼ねて今後も色々とご紹介できたら良いなと思います。