ネットで何でも分かるこの時代に写真集を見る意味とは
皆さん、日頃から本は読んでいますか?
写真のことを勉強したいと思ったとき、例えば「昆虫の写真を綺麗に撮りたい」と思ったときに皆さんはどのような行動をとりますか?
ネット検索、特に最近はYouTubeでも役立つ情報が公開されています。
有名YoutTuberや写真家さん、カメラマンさんから発信されたそのような情報は私たちの役に立つこと間違いなしです。欲しい情報にも割とすぐにたどり着くでしょう。
一方で写真集はどうでしょうか?
撮影技法やカメラの選び方など、写真を趣味とする私のような人間は写真集から何を得ることができるのでしょうか。
写真集は1冊1冊がテーマを持って作製された作品となっています。よって、写真集を見ることで、どのような視点で撮影や写真のセレクトをしていけば良いのか、ヒントを得ることができます。
同じ写真家さんの写真集を何冊か見ていると、写真家さんそれぞれの個性が見えてくるのも結構面白いです。
自分自身が撮った写真にどのような個性があるのか、また、それを作品作りにどう行かしていけば良いのか考えるきっかけになると思います。
紙に印刷された写真は液晶パネルに映し出される写真とはまた少し違った綺麗さがあるので、写真を始めたけど紙の写真集って観たことないなという方はぜひ参考になさってください。
私が見て良かったと思う写真集
「青春18きっぷ」ポスター紀行
何といってもこれですね。駅などで掲示されている青春18きっぷのポスターを紹介している本というか写真詩集?です。1990年から2014年までのポスターが収録されています。
とにかく写真に添えられているキャッチコピーが良すぎます!
その年その年に流行したものごとを意識したコピーなんかも結構あったりしてとても楽しいです。
私が一番好きなのは、2013年春の豊肥本線のポスターです。ぜひ観てください。
SNS時代の世相を反映したとても良いコピーが付いています。
鉄道ファン以外の方にもおすすめです。
GRACE OF LIGHT
Kyon. J さんの風景写真集である「GRACE OF LIGHT」もおすすめです。
Kyon. Jさんは中国出身でトラベルフォトグラファーとして活躍されています。
トラベルフォトグラファーなんてさぞかしアクティブな方なのかと思いきや、カメラを買って写真撮影を始めるまでは完全なインドア派だったそうです。
写真撮影ってやはり趣味として良いものだなと実感します。お金はかかりますけど。特に機材。
なお、カメラはSONYのαシリーズを使用しているとのことです。大三元ズームとか使ってらっしゃるそうですよ。
そして、インドア派だったKyon. Jさんが写真撮影を始めるきっかけとなった映画がこの「LIFE」です。写真趣味、カメラ趣味の方は是非見ておきたい映画です。
作中にもカメラが出てきます。Nikonのフィルムカメラが出てきたりするので、Nikonファンの方にもおすすめですね。
アイスランドの雄大な自然が描かれている一方、コメディタッチなシーンもあったりしてとても良い映画でした。
環境を変えて外に出てみたくなる映画でした。
中年男性が主人公なのですが、私は結構こういう映画が好きです。学生の時に観たかったかな。
ちなみに私、英語の映画については字幕派です。大して英語は得意ではありませんが。
吹替版がお好みの方はコチラからどうぞ。
Northwoods
大竹英洋さんの「ノースウッズ 生命を与える大地」
BSの番組(星野道夫さんの特集)に出演されているのを観たのですが、大竹英洋さんはCanonユーザーのようです。同じCanonユーザーとして親近感がわきますね。
この写真集を観ると、「私もこういう旅がしたかったんだ」という若い頃の気持ちを思い出します。
全ページ数は215ページと、写真集としてのボリュームが結構あります。
ちなみに私は大竹さんの別の著書「そして、ぼくは旅に出た。はじまりの森 ノースウッズ」も持っています。
この本にはノースウッズの旅の詳細が書かれています。文庫化されていますので、ご興味ある方はぜひ読んでみてはいかがでしょうか。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今後もおすすめの写真集や関連書籍があったらご紹介したいと思います。
写真集で勉強したら、ぜひフィールドで自分らしい写真の撮影といきたいところですね。